昔話法廷

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今井雅子

金の星社


「三匹の子豚」「白雪姫」「かちかち山」の3つの昔話を題材に、子豚と狼、白雪姫と王妃、タヌキとウサギが、それぞれの主張をもとに法廷で争い、それを裁判員としてどう考えるかを問う、という内容。


面白かった。

童話のように文字は大きいし、100ページくらいだから、30分くらいであっという間に読める。

でも、それに反して、ずっしりとした内容で、いろいろと考えさせられる本。

子豚は正当防衛ではなく、狼を計画的に殺害しようとしたのではないか、とか、王妃は白雪姫と会っていないと言い張り、王妃がリンゴを渡したという確たる証拠はないのだから無罪ではないか、とか、おばあさんの復讐のためとはいえ、タヌキを殺害しようとしたウサギは、殺人未遂で実刑を受けるべきか、執行猶予が妥当かといった具合に、判断に迷うばかり。

裁判員たちの結論や判決は描かれていない。

というか、この本の中の少ない情報で判断しろ、と云われても土台ムリな話で、裁くというのはやはり難しい。

裁判員なんて、とてもじゃないが私はできない。



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by tetsujin_29 | 2017-08-29 12:55 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)
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